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業界主導でリノベーションの定義を明確化せよ

日本では住宅の改修工事のことをリフォームと表現してきましたが、近年はそれに加えてリノベーションという単語も徐々に広まってきています。しかしこの単語が登場して徐々に知られてきたことで、2つの単語の違いがなんなのかという疑問が生まれるなどして混乱の原因となってしまっています。この2つの単語はどちらも英語ですが、リフォームという単語は住宅改修という意味では使用されていません。つまり日本語では英語本来の意味とは間違えた解釈として広まっていることになります。英語本来と違う意味で広まってしまった住宅用語ではマンションなどもその一例となっています。さてリノベーションが本来の意味での住宅改修ですが、日本ではカベを取り払って室内の間取りを大幅変更するなどした大規模改修工事がこれに当てはまり、小規模改修工事はこれに当てはまらないとされています。対してリフォームは新築当時の状態へ戻す程度の延命工事の意味合いになっています。しかし間取りを大幅変更しないで風呂場でシステムバスを導入したり、台所で内装材を変更してシステムキッチンを導入したくらいでは、新築当時よりも室内の機材や内装材が進化しているにも関わらず、リノベーションに当てはまらないという意見もあります。なので不動産や建築業界は業界主導で単語の意味を明確化して大々的に広報するなどしてあいまいな混乱を避ける必要があります。

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